文化事業紹介 江戸情緒と人権侵害 ー 旧吉原遊廓を訪ねて 江戸のむかし、吉原の曲輪がその全盛の面影を留めたのは山東京伝の著作と浮世絵とであつた。明治時代の吉原と其附近の町との情景は、一葉女史の「たけくらべ」、広津柳浪の「今戸心中」、泉鏡花の「註文帳」の如き小説に、滅び行く最後の面影を残した。わたく... 2025.02.05 文化事業紹介日々のあれこれ
日々のあれこれ 龍の昇るところに稲荷と徳川家康あり、東京龍神めぐり 『三月三日この池より竜昇らんずるなり』で、――誰でもこれには驚いたでございましょう。その婆さんも呆気あっけにとられて、曲った腰をのしながら、『この池に竜などが居りましょうかいな。』と、とぼんと法師の顔を見上げますと、法師は反って落ち着き払っ... 2024.03.20 日々のあれこれ